ダルマさん

まだ子供たちが小学生だった頃、テストの答案用紙を持って帰ってきて私にみせてくれた。

私はテストの点を見ては

「う~~~ん、もうちっとなんとかならんかな~眠っzzz」と

思っていると、主人がみて

「オッ!!がんばったなあ~いいぞいいぞ~。

昔、お父さんはね~高校生のとき倫理社会という科目のテストで

質問の意味からしてちっともわからなくてなあ~

考えても考えても答えが出ないわけよ。

そんでもって残り時間は無くなってくるし・・・

仕方がないから答案用紙のすみっこのほうに

だるまさんの絵をいくつもかいたぞ~」

(長男が)

「なんでだるまさんの絵をかいたの?」

と聞くと、主人はよくぞ聞いてくれたといわんばっかりに

「だるまさんはなあ、手も足もないだろ?

答えがわからんから手も足も出ませんという意味さ。はっはっは~~」

なあにがはっはっはだよぅ~そんなこと言っちゃってどうするよ!!

これじゃしっかり勉強しろっていえなくなるじゃん!

と主人の顔をにらんでみたが、平気な顔して

「そんでもな、昔の先生はユーモアをわかってくれて

そんなだるまさんの絵に点数をくれたんだよ~10点も!」

へっびっくりほんまかいな。

すごいなあ~と子供たちが笑っていた・・・

それから<テスト=だるまさん>になって、あんまり勉強しなさいといわなくても

その子自身がやらなきゃいけないと思ったらいずれやるだろうから、あんまり

言わないようにしようと思うようになった。

だるまさんてすごいね!?


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